映画「じんじん」上映会と息郷地域夏まつり

8月4日(日)ルッチプラザにて映画「じんじん」の上映会が行われました。
「じんじん」は絵本の里、北海道の剣淵町を俳優の大地康雄さんが訪れた際に町民が仕事の合間をぬって子どもたちに絵本の読み聞かせをする様子を目にし、親子の絆をテーマに映画を企画、そうしてできあがった映画です。スローシネマ方式というそうですが、上映実行委員会を立ち上げて、映画館ではないところで上映をして、映画を観た人からまた誰かに観てもらいたいと波紋のように映画の良さを伝えていくというやり方で映画を通じて地域を元気にしようというものです。
米原市女性の会が主になって米原市内の各種団体の皆さんに実行委員をお願いして上映会の開催となりました。3回の上映で米原市内外から多くの方が来場されました。
映画の中で主人公の大地康雄さん扮する銀三郎が娘のあやかのために作った絵本「クロコダイルとイルカ」は映画を見た人の約3分の1が購入されました。「夏休みに旭川まで行きますが剣淵町まで足を延ばしてみようかと思います」とおっしゃておられた方もおられました。 

また、映画では剣淵町のほかに銀三郎が住む宮城県の松島町もロケ地になっていました。
今年3月に松島は南三陸とともに訪れていて、円通院のお庭がとても気に入ったのですが、歩き回ったところが映し出されていて懐かしく感じました。

大地康雄さんといえば映画「恋するトマト」ですね。配給会社の方が、今話題のジブリの映画「風立ちぬ」が大人のアニメ、本当のテーマは反戦なんです、こちらもおすすめと言われていました。
本当にいい映画は何度も見たくなる、30年くらい前は彦根や長浜にも映画館があったのですが、ビデオ、さらにDVDの台頭で姿を消してしまいました。また、こうしていい映画が観られるといいですね。

 

そして、8月10日(土)は息郷地域の夏祭り、懸賞付き盆踊り大会が行われました。
猛烈な暑さが続く毎日、夜になっても気温は下がりません。それでも思い思いの工夫を凝らしたいでたちで、にぎやかに皆さん、江州音頭を踊っておられました。
昨年に続き、米原市女性の会では模擬店を出店しました。役員の保正さん、筧さん朝から手作りのコロッケ、串揚げ、かき揚げ、から揚げ、炊き込みご飯とメニュー盛りだくさんの仕込み準備、もう頭が下がります。
おかげさまで収益もあがり、震災復興支援のために使いたいと思います。
踊りのほうは、特別賞をいただいています。
暑い、熱い夏はまだまだ半ばです。
被災地ではまだ2600人以上の方が行方不明です。福島県の双葉町などでは帰還困難地域になっていて家族を捜すことさえできないそうです。8月15日が近づくにつれて、核兵器廃絶、脱原発への思いを新たにしています。
命を守り育てることの大切さを母性である女性が率先して訴えていかなければと思います。

「No more wars!」です。